トンガリロ国立公園は北島中心部に位置するニュージーランド最初の国立公園で、
ユネスコの世界遺産(自然遺産、文化遺産の複合)に指定されています。
公園には3つの火山が立ち、これらの山々はもともとマオリの人々の聖地でした。周辺には火山活動によってできた独特で壮大な景観が広がります。
映画「ロードオブザリング」(3部作)や「ホビット」(3部作)の撮影も行われ、「ロード・オブ・ザ・リング」のモルドール(滅びの山)や、「ホビット」のLonely Mountain(はなれ山)などのシーンで登場します。
現在は一般の人でも入場でき、夏はハイキングやトレッキング、冬はスキーなどを楽しむことができます。
国立公園の名前にもなっているトンガリロ山(1967m)。
富士山に似た形のナウルホエ山(2291m)。
雲に隠れてしまうことが多く、このように全景がクッキリ見えるのは稀な山。
「ロード・オブ・ザ・リング」のモルドール(滅びの山)として噂される山です。(※実際には映画に映ってるわけではないようですが。。)
北島最高峰のルアペフ山(2797m)。車で中伏まで登ったところにファカパパ・スキー場というゲレンデがあり、冬は多くのスキー客で賑わいます。
この山は映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」でも数多くのシーンで登場します。
トンガリロ国立公園観光の拠点となるのがファカパパビレッジです。
ハイキングやトレッキングの拠点として、インフォメーションセンター、ホテルやキャンプ場などの宿泊施設、レストラン、無料駐車場などあります。
写真のインフォメーションセンター(I-site)では、ハイキングコースや各種観光に関する情報を入手できます。ギフトショップや展示物もあり、トンガリロ国立公園の歴史や、火山の噴火の歴史、周辺の動植物などについて学ぶことができます。
ルアペフ(ファカパパ)スキー場は、さらに10分ほど車で山を登った場所にあり、スキーシーズンはここから送迎バスも運行しています。(冬場は道路状況により一般車通行止めになることもあります。)
国立公園内に宿泊施設はさほど多くなく、一般ホテルとしては写真の老舗ホテル「シャトートンガリロホテル」(ベイビューシャトー)が有名です。
その他、ロッジ風の宿泊施設「スコーテル」や、キャンプ場風の「Whakapapa Holiday Park」にもロッジやキャビンなどがあります。
レストランはシャトートンガリロホテルやスコーテルの中や、他にカフェレストランが1〜2軒があります。
ファカパパビレッジからさらに車で10分ほどルアペフ山を登ると、スキー場があります。
溶岩台地の景色がファカパパビレッジ周辺とはまた異なるので、時間がある人はここまで足を伸ばしてみてもよいでしょう。(夏場)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」でフロドとサムがゴラムを捕獲するシーンは、このファカパパ・スキー場にある岩場にて撮影されたと言われ、またオーク達がエルフや人間たちを襲うシーンの撮影なども同ゲレンデやスキー場駐車場周辺にて行われたそうです。映画「ホビット」でもLonely Mountain(はなれ山)として多くのシーンで登場します。
夏場はスキーリフトが観光用に動いており、それに乗るのもオススメ。さらなる絶景が楽しめます。
トンガリロ国立公園 観光情報
観光時間目安
ハイキング 最短コース15分〜
(本格的なトレッキングを楽しむには宿泊が必要)
※ウォーキングやハイキングのコースに関してはこちらの記事を参照ください。
場所・行き方
ロトルアから車で約2.5時間(180km)
レンタカ−で行くか、ツアー等に参加する必要あり。
弊社でもタラナキ滝コースを歩くハイキングツアーを行っています。(>詳細)